マニュアル › 09 出力

CHAPTER 09

出力

送り先、行の送信許可、全体の送信状態を分けて確認します。

9.1出力に関わる三つのもの

Internal OUT で送り先を決め、OUTPUT ENABLE でその行の送信を選び、SYSTEM MASTER で全行の送信を止めるか動かすかを決めます。三つの設定は別々の役割です。

9.2Internal OUT の設定

行の青い Internal OUT を押すと、OUTPUT Universe 設定が開きます。送る方式と番号を相手の受信設定に合わせます。

方式設定する項目要点
ArtNetNet/Sub/Uni、Flat同じユニバース番号を三つに分けるか、一つの数字で書くかの違い。互いに連動する
ArtNet送信先Broadcast、Unicast、自分へ Unicast (loopback) から選ぶ。通常の Unicast では相手の IP を指定する
sACNUniverse、PriorityPriority の既定値は 100。同じユニバースを複数の送信元から出すときの優先順位に使う
sACNMulticast送信先はユニバース番号から自動で決まり、手入力しない

自分へ Unicast (loopback) は、選択中の ArtNet 用通信ポートの自機 IP へ送る選択です。固定 IP を手入力する操作ではなく、ポート設定が変わればその時の自機 IP に合わせて解決されます。

9.3Internal OUT の表示と右上モニター

Internal OUT には三行の情報が出ます。一行目はインジケーターと方式、二行目はユニバース番号(sACN は Priority も)、三行目は送信先です。右上のバーアイコンから、この行の中で作られた出力値をモニターできます。SYSTEM MASTER が停止中でも、このモニターのアイコンは緑です。行の内部では値を作る処理が動いているためです。

9.4OUTPUT ENABLE の三つの状態

行の右端の OUTPUT ENABLE は、その行を送るかをトグルで決めます。

行の表示条件色・意味
ACTIVE行 ON・SYSTEM MASTER が ACTIVE緑。外へ送信する状態
READY行 ON・SYSTEM MASTER が MUTEDオレンジ。行は用意できているが送信は止まる
COLD行 OFF灰色。行の送信を無効にしている

こちらの右上のバーアイコンは、この行から実際に送信する値を見るモニターです。9.3 の Internal OUT モニターが「行の中で加工した値」を見るのに対し、OUTPUT ENABLE のモニターは送信状態を反映します。

9.5SYSTEM MASTER

Studio 上部の SYSTEM MASTER は、MUTED と ACTIVE を押して切り替えます。MUTED では全行の送信が止まり、ACTIVE でも送信するのは OUTPUT ENABLE が ON の行だけです。

起動直後とショウを読み込んだ直後は必ず MUTEDです。別PCからショウを受信した場合も、受け手が読み込みを承認して設定を適用した直後は MUTED になります。受信の通知だけで自動的に ACTIVE にはなりません。パネル下段の機能は 「14 複数台で使う」 を参照してください。

9.6外へ出る条件

全体が MUTED、行が READY の状態
図 9-1全体が MUTED、行が READY の状態
全体が ACTIVE、行が ACTIVE の状態
図 9-2全体が ACTIVE、行が ACTIVE の状態
行が COLD の状態
図 9-3行が COLD の状態

値が外へ出るには、その行の OUTPUT ENABLE が ON で、かつ SYSTEM MASTER が ACTIVEである必要があります。Internal OUT の設定や緑のモニターだけを見て「送信中」と判断せず、行の状態と全体の状態を両方確認します。