マニュアル › 16 NIC 設定

CHAPTER 16

NIC 設定

NIC は PC がネットワークにつながる通信ポートです。使用するポートと、接続が変わった時の表示を確認します。

16.1NIC 設定とは

NIC 設定では、どの NIC で ArtNet と sACN を送受信するかを明示します。通常は 1 欄で一つの NIC を選びます。複数の回線がある現場では、分離オプションで別々の NIC を選べます。

16.2開き方

⚙ → NIC 設定… で開きます。LAN 用の通信ポートが未選択なら、起動から約 3 秒後にも自動で開き、選択を求めます。

16.3通常の 1 欄と分離オプション

通常は見出し NIC の 1 欄です。窓の案内は「ArtNet と sACN に使う NIC を 1 つ選んでください。別々にしたい場合は『ArtNet と sACN で NIC を分ける』をオンにしてください。」。選択肢には実 NIC と この NIC を使わないがあります。

ArtNet と sACN で NIC を分けるをオンにすると、sACN / General LAN と ArtNet の 2 欄に切り替わります。既に二つの NIC に分けている人は、設定を保って分離オンで開きます。sACN / General LAN は機体間の連絡・ショウ転送・sACN、ArtNet は ArtNet の送受信を担当します。

Wi-Fi を選んだ時は、常時の使用回避案内が出ます。出力途切れ検知の注記は対応する設定が有効な場合に出ます。

16.4選べるもの

通常の一つの NIC 選択
図 16-1通常の一つの NIC 選択
ArtNet と sACN を分けた NIC 選択
図 16-2ArtNet と sACN を分けた NIC 選択

欄では、検出された実際の NIC、⚠ NIC を選択(未選択)、この NIC を使わないから選びます。使う通信には実 NIC を指定し、未選択のまま運用しません。「この NIC を使わない」は明示的に使わない選択です。DMX 運用には有線 NIC を推奨します。

16.5LAN ケーブルが抜けた時

ケーブルを外す前の通信状態
図 16-3ケーブルを外す前の通信状態
NIC が未検出になった時の一覧
図 16-4NIC が未検出になった時の一覧
指定 NIC 未接続の案内
図 16-5指定 NIC 未接続の案内
未接続時のフッター
図 16-6未接続時のフッター
接続を戻した後の通信状態
図 16-7接続を戻した後の通信状態

指定した NIC の LAN ケーブルが抜けると、Mac では IP 自体が外れるため NIC 一覧に (保存済 — 未検出)、Windows では (未接続) が付きます。右下に 「指定 NIC 未接続({ips})— つながると自動で再開」と出ます。出力は止まり、ケーブルを挿し直すと再起動なしで戻ります。受信が見えない時の確認順は 「19 困った時」の 19.2 を参照してください。

16.6IP の帯

ArtNet・sACN の現場では、2.x.x.x や 10.x.x.x の IP を使うことがあります。数字の見た目だけで設定ミスと判断せず、接続先と通信ポートを確認します。

16.7Windows で回線を分ける時

Windows では、ArtNet 用と LAN/sACN 用のポートを同じサブネットにすると、回線の分け隔てが効きません。別々の回線として運用するなら、別サブネットを推奨します。

16.8フッターの表示

フッターには、選んだ通信ポートに応じて ArtNet: …/sACN: … の IP が出ます。使うつもりのポートの IP と一致するか確認します。未設定のまま使おうとすると、例えば 「⚠ ArtNet 使用中 — ArtNet NIC 未選択(ArtNet は出力されません)」 や 「⚠ sACN 使用中 — LAN NIC 未選択(sACN は出力されません)」 が出ます。NIC を選んでいない時の 「⚠ NIC not selected」 も確認の合図です。Wi-Fi 選択中は「現在Wi-Fiが選ばれているため、出力の途切れの検知を遅らせています(誤検知防止のため)」という注記も確認します。

16.9いつ反映されるか

OK を押すとポートの選択が保存され、その場で通信が組み直されます。稼働中に変えると出力が一瞬止まり得るため、本番中は触らない運用にします。変更が必要な時は送出を止め、設定後に通信と出力を確かめます。

スイッチ側の設定は 「20 付録」の 20.5 を参照してください。